キズの治し方も、昔と今では全然違うですね。
と言うのも、先日母親が入院をして、手術をすることになったとき。
カラダはいたって元気なのですが、昔から手の震えが強く、物を持ったり、細かいことを集中してやろうとすると、手の震えが出て、細かいことをするどころか、手の震えで、モノが持てなかったりもしてしまう。
年々酷くなって来ていて、包丁を持つ手も震えてしまい、片方の手で押さえないと、包丁をブンブン振り回してしまう始末。
薬でなんとか抑えてはいたのだけど、先生と相談して手術をすることに。
その手術のやり方も、昔は全身麻酔をかけて、頭蓋骨を開けて手術をしていたのだけど、
今は、全身麻酔ではなくて、部分麻酔で、頭蓋骨に小さな穴を開けて、その穴に特殊な機械を入れて、脳の神経を焼くのですが、頭に穴を開ける時も、機械で焼くところを確認する時も、手術中はずっと起きていて、何をやっているかも分かると言うのです。
手術が終わった後も、以前はキズ口を針と糸を使って縫っていたと思うんですが、今は、医療用のホッチキスのようなもので、キズをとめているんです。
髪の毛もキズの周りですら剃らないですし、切ったキズ口にも、以前はガーゼを貼って、キズ口が乾燥しないようにしていたのが、今はガーゼも何も貼らなくて、乾燥させながら治すみたいなのです。
ありとあらゆるものが昔とは違っていて、今までの常識が常識ではなくなっている。
風邪になったときも、昔はお風呂に入ると悪化をするから入らないほうがいいと、教えられたけど、
今はむしろ入ったほうがサッパリもして、よく寝れるから、湯冷めしないように入ったほうがいいとか。
布団をいっぱいかけて、汗をわざとにかいて、カラダの熱を外に出したほうが良いと、小さい頃には、我慢大会みたいな事をやっていたけど、
これも今では全く違うんですよね。
汗をかきすぎると脱水にもなりますし、汗をかくと、体力も奪われるので、汗をかかない程度で、ゆっくり寝れるほうが良いのだとか。
突き指も昔はよく引っ張っていましたよね…
今考えただけでも、ゾッとしますよね。
そう考えると、昔常識だったことが、今では非常識になっていることが、たくさんある。
介護保険の世界でも、昔は3種類のサービスを使うと、プラスして報酬がもらえたり
計画書や、記録類から請求の書類など、
ありとあらゆるものが手書きで残していたり、
今では考えられないことがたくさんあります。
知らなかった、自分には出来ない、では通用しないこともあって、自分を変えていかなくてはいけない。
大きく変わることは、大変だけど、便利になったり、カラダに良いことだったり、
変わった後はいいことが待っている。
いつまでも昭和では取り残されてしまいますね。
かわ