昔デイサービスで働いでいた時や、前の仕事で外回りをしていた時、
新しいお客さんや、仕事が欲しくて、飛び込みの営業をしていました。
この営業が本当にイヤで、全然知らないところに、インターホン押して、なんとか話してもらえるように、あの手この手で話をする。
インターホンで終わらないように、なんとかして出て来てもらえるように話したり。
相手が不審がらないように、笑顔を作ったり。
大きな事務所に営業に行った時には、扉を開けて中に入ると、何十人といる人が、一斉にこちら見る。
あの視線が、痛くて向こうは特に何も思っていないと思うのですが、勝手に自分が、
『あなたは誰? なんでこんな忙しい時に?』
と思われているんだろうなぁ、って。
インターホン押して、誰も出てこないことが、嬉しかったりもしましたね。
とにかく営業で訪問することが、好きになれなかったですね。
でも、ウェルカムで迎え入れてくれるお宅もあり、そんなお宅の時は成績が取れなくても、また通ったり、あそこの人は話しやすい人だよ!って人に勧めたり。
営業に行っている時は、緊張もしますし、気も使う分、相手からいただく言葉や、態度もすごく気になるものなんですよね。
先日訪問していて、訪問先での対応に感動したことがあったんです。
訪問することを事前にお伝えしてはあったのですが、玄関に入る前に目に入って来たのがこれなんです。
ウェルカムボードに私の名前があったんです。
時々施設で見ることがあったのですが、名前があるのは、新規で入居される方の名前がほとんどで、ただの訪問するだけの私の名前があることはなかったんです。
それが先日お伺いした先は、私の名前まで書いてあり、嬉しかったんです。
なんか行く先に名前が書いてもらってあるって嬉しくなるんですよね。
旅館なんかで、玄関の黒板に書いてあったりしますよね。
あの時に自分の名前探してしまうんです。
そこに名前があったら嬉しくないですか?
書いてもらってあることで、迎え入れてくれる思いが伝わって来て、嬉しい気持ちになるんですよね。
書いてくださった方の思いや、来客者がわかればウェルカムボードに名前を書こう!と決まっている会社や、施設の方針が素晴らしいことだと思う。
気持ちが嬉しいですよね。
仕事は人との繋がりや、人との出会いがとても大切だし、それが全てと言っても過言ではない。
人に助けてもらいながら、自分たちの仕事が出来る。
相手が気持ちよく出来れば、自分も気持ちよく仕事ができる。
相手への思いやりって、見えると嬉しいですよね。
かわ