こんにちは、こじです。
私事ですが、本日、9月5日は母の命日です。
母は癌になりしばらく治療を続けていましたが、数年前に自宅で看取りました。
亡くなる3~4カ月ほど前から、母の体調が悪化し、それ以降入院していました。
お薬が増えて疎通も難しくなってきた頃、看護師さんから「自宅で看取るかどうか、帰るなら今のタイミングが最後の決断」といわれました。どうしても、母が愛して可愛がっていた愛犬2匹と一緒に最期を過ごしてほしかったので、私は連れて帰ると勝手に決断。
そこからはものすごい勢いで、在宅に戻る準備が始まりました。帰るのを決めてから退院まで体感2日程だったと思います。
退院支援の看護師さんが介護保険の新規申請、訪問診療の先生、訪問看護師、ケアマネ、福祉用具の手配等全て行って下さり、すごいスピードで退院カンファが開かれ、自宅に戻れることになりました。(恥ずかしながら当時は介護保険について無知で、ケアマネと言われてもピンとこないレベルでした笑)
退院日、主治医から「今夜もつかどうか」といわれ、それでも母がいなくなる現実感が持てないままばたばたと準備し母とともに帰宅しました。
そこから在宅で支援をしてもらいながら、約一週間ほどですね、たった一週間ですが、ものすごく長く濃い時間を過ごせました。
母、本当頑張りました。穏やかに最期を迎えることができました。
訪問看護師さんから何回も「最期のタイミングは本人が決める。だれの責任でもない。本人がもういいかな、もう大丈夫かなって安心したタイミングで逝くからね。自分を責めちゃダメ」と話を聞いていたおかげで、私自身自然に覚悟が決まっていたのかもしれません。
最期は、訪問診療の先生が来る15分ほど前でした。母は、長く住んだ自宅で、私が掃除機をかけてる中で、母の大好きな愛犬のいちごとすももがそばにいる中で、昔から聞いていたCBCラジオが流れる中で、ふと見たら息を引き取っていました。母にとっては日常生活音の中でいつもの雰囲気の中で安心して旅立てたのでしょう。訪問診療の先生が来る直前のタイミングというのも、しっかり者の母が迷惑をかけない時間を狙ったのかもしれません。力が抜ける感覚と感謝が混じる不思議な感覚でした。
当時関わってくださった皆さんには、もう本当に感謝しかありません。きっと不安を感じながらも家に連れて帰ろうと後押ししてくれた父、入院中の主治医、退院支援の看護師さんたち、急遽引き受け対応してくださったケアマネさん・訪問診療の先生・訪問看護師さん・福祉用具さん・薬局さんも。当時の職場で介護休暇を教えて下さった事務長さん、急遽の長期休みを文句言わず受け入れてくれた当時の上司や同僚のみんな、母が亡くなってからメンタルを崩しそうなときに支えて下さった方々、本当にありがとうございます。
そして、誰より、約30年わがまま娘を見守り育ててくれたお母さん、ありがとう。
皆様とのご縁があって、今こうしてケアマネとして働いています。本当に本当にありがとう。
自分の話を長々と。すみません!
本当に皆さん、健康管理は大切に!体に異変を感じたらすぐに病院受診してくださいね!
*今週は特別編!わんずにゅーす*
母と犬は相思相愛でした。娘より犬優先の母!笑
猫もいいけど、犬もかわいい。