先日施設へお伺いさせていただいた時のこと。
職員さんの子供を連れてきており、その職員さんは仕事があり、子供の世話ができないので、ベビーカーに乗せて高齢の方が押しているんです。
慣れた感じで、子供が泣きそうになると、顔を覗きこんであやしているんです。
子供も安心して泣き止んだり。
この子のおばあちゃんなのかなと思い、職員さんに聞くと、利用者さんとのこと。
いつもは部屋でテレビを見て、あまり外に出ることもなく、表情も喜怒哀楽がないそうなんです。
重度の認知症ですぐ前のことも忘れてしまうそうなんです。
しかし、赤ちゃんのことになると手慣れたもんで、イキイキとされているんです。
やっぱりこれなんだと思いました。
昔の家は3世帯くらいで生活しており、おばあちゃんから小さい孫までが、一つ屋根の下で生活して、それぞれが助け合って生活していました。
そこには刺激があり、認知症や、病気などなる暇もなかったのだと思います。
古き良き日本の家族の形
そこにこれから迎える超高齢者社会を乗り越えるヒントがある様に思う。
かわ