こんにちわ(・∀・)
9月の読書部でごわす。
【戦場のコックたち】
著者:深緑野分 さん
内容:第二次世界大戦中のヨーロッパが舞台。
ノルマンディー上陸などの連合軍のコック兵が主人公。
2016年の「このミステリーがすごい」第2位。
感想:日本の戦時中の話は映画などで観てますけど (「男たちの大和」は嗚咽したなあ。)
戦争ものの中にミステリーがプラスされているから、非日常(戦争)の中にも日常(ミステリー)が
あるという逆パターンで斬新な戦争小説だなあと思いました。
(重いですけどね(;・∀・))
ドイツはドイツで、どえらい時代(東西に分断)だったのだなあと再確認。
【ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー】
著者:ブレイディみかこ
2019年 本屋大賞のノンフィクション部門の大賞。
内容:イギリスのブライトンが舞台。
中学のシチズンシップ教育で最初に習ったのは、エンパシー、いわゆる感情移入。
相手の気持ちになって考えることが重要、と教わります。
考え方の違う人の立場に立つ → 問題解決能力が身に付く。
ブレイディさんの息子さんは、学校で「エンパシーとは何か」という問題が出た時に、
「他人の靴を履いてみる」って答えたそうな。
感想:自分とは違う立場の人の気持ちや考えを想像することって大事ですよね。
今の世の中、多様性がハンパないので、なかなか纏まりませんけど(;・∀・)
続編も出てるみたい。
人種差別、貧富の差、LGBTQ、いじめ、政治を通して、息子さんが成長していく様子が描かれており、
イギリスの複雑で混沌とした社会に触れることができます。
「一生モノの課題図書」です。
以上です!編集長!(‘◇’)ゞ