人前で話をすることってなかなか無いこと
先日お通夜に参列させて頂く機会がありました。
最後に家族の代表として、参列してくださった人にお礼の挨拶がある
そこでの、その方の挨拶がとても故人のことを大切にしていたんだなぁ、家族に愛されていたんだなぁ、と言うことがとても感じられ
目頭が熱くなった
人前で話すことってなかなか慣れるものではないが、その方の挨拶は故人への想いが言葉となり、相手に伝わり
感情おも動かすことができる
時々政治家や司会議員の方の挨拶や、演説を聞くことがあるが
政治家の話し方はすごく上手い
抑揚や声の大きさも計算された挨拶なのかもしれないが、とにかく上手い
でも、感情や熱い想いが言葉に乗れば上手くなくても、相手には想いは伝わる
私も小学生の頃に、生徒会長をやったことがある
生徒会に立候補をすると、市会議員の選挙みたいに、ポスターを作ったり、私に清き1票をよろしくお願い致します
って校舎の中を練り歩くんです
立候補の時や、投票前の集会では、全校生徒の前で自分が生徒会長になった暁には、ってみんなの前で、自分の思いを伝える
でも、想いがなかったり、自分の考えがないと、言葉になって出てこないし
相手には想いは伝わらない
今はインターネットが発達して、相手と連絡を取る手段の一つとなっている
ラインやメール
連絡を取るのに簡単で、早い
でも、相手の想いや感情は、相手に伝わらないことや、間違った捉え方をさせることだってある
と言うか、むしろ書き手と、読み手の想いは、全く違うように思う
昔は大好きな人に電話することだってなかなか出来なかった、電話のダイヤルを押してはドキドキして繋がる前に切ったり
繋がっても、親が電話に出て、しどろもどろになりながら、まずは挨拶をして、その後自分の自己紹介
電話一つでも緊張したり、言葉に気をつけたり、挨拶を考えたり
でも、言葉を話すことで、好きな人の親に変なイメージをつけてはいけないと必死だった
どれだけ技術が発達して、連絡ツールが簡単なものになっても
人と人が目を見て話すこと
相手をみて気持ちを伝えること
相手のことを想って伝えること
これに勝るものはないと思う
言葉に想いが乗って、必ず相手には伝わるものだと感じる
そんな事を感じた、お通夜での挨拶だった
家族全員がお父さんのいいところ、悪いところを分かっていて
でも、家族を楽しませることが大好きだったお父さん
家に帰りたいと言っていたお父さん
叶えてあげられて良かったですね
きっと喜んでいると思います
かわ