昔の日本は、地域の人とのつながりがあり多くの人とかかわって生きてきた。
私の地域でも、親が仕事で遅くなる日なんかは、当たり前のように隣近所の家で夕飯を食べさせてもらっていた事を記憶しています。
それが良いところでおあり、鬱陶しく思う部分もあったかと思う
特に田舎なんかは、一人に知られれば、全員が知っているなんて事も当たり前にあり、そんなことが嫌だと思う人もいたかも知れません。
それに比べ、今の時代は自由です。
秋深し隣の人は何する人ぞ
とはよく言ったもので
何をしても文句を言われる事も無く、自分がのぞまなければ、人と深くかかわる事なく生きていく事が出来ます
昔は、めんどくさいほどに他人との交流がありました。
だからこそ、何か困った事があれば助けてくれる人が周りにいてくれたんです
例え何か困った事が有れば、手取り足取り教えてくれる人がそばにいてくれていたんです
高齢者の一人暮らしの方が居れば、近所の人達が気にしてくれて、夕飯のおかずを多く作って持っていってくれたり、何か地域での行事があれば声を掛けてくれたり
子供を育てるお母さんも一人で子供と向き合う必要はなく、おじいさんやおばあさん、近所のおじさん、おばさん
沢山の人が子育てを手伝ってくれていました
ですが、今の時代にはそれがありません。
深くかかわる必要が無くなり、面倒な部分をすべて排除する事が出来た一方、自分の行動は全て自分が責任を持たなければいけなくなりました
何か困った事があったとしても自分が声を出さなければ誰かが助けてくれる事はありません。
結局すべては自分次第なのです。
だからこそ、声を上げる事が苦手な人にとってはどんどん悪い方に考えてしまう
何もしてもうまくいかない。
自分自身を責めてしまい、心の余裕がなくなってしまう
いっぱいいっぱいで自分の心に余裕がないと、全てが上手くいかなくなってしまう
どんな時代になっても、どんな立場になっても、どんな境遇になっても、どんな状況でも
人と人が支え合わなければ、結局上手くいかないんだと思う
話をしたり、聞いたり
教えたり、教えられたり
褒めたり、褒められたり
叱ったり、叱られたり
そんなめんどくさい事が、やっぱり人には必要なんだと思う
かわ