今日はある家族さんのお話し。
ご主人様が入院をされており、奥様が看病されている方で。
入院生活が長く、病院で出される食事はペーストといって、飲み込みがしやすい食事形態なのですが、食材の形は無く、ご本人様は物足りなさを感じていました。
病院では毎回半分ほどを食べられて、あとは残されるそうです。
休みの日に、娘さんや、お孫さんがお見舞いに来てくれて、外出許可を取り、病院近くのお寿司屋さんに行かれたそうです。
車イスで久しぶりの外出。
桜がちらほら咲き始め、春の匂いが風にのって感じられ、とても天気の良い日。
家族団らんのなか、奥様、娘さん、お孫さんとお寿司を楽しまれたそうです。
さすがに生物は食べられなかったそうなのですが、穴子や、茶碗蒸し、温野菜、だし巻き玉子など、いつもは少ししか食べれなかったのが嘘のように、沢山食べられたとのこと。
お酒も好きな方で、ノンアルコールビールを楽しまれたそうです。
奥様が最後にご主人様に
『何が美味しかった?』
と質問をされたら、ご主人様は
『雰囲気が美味しかった』
と答えられたそうです。
どんなに美味しい食事でも、一人で食べるより二人、二人で食べるより三人
家族団欒で食べる食事が最高の隠し味😋
どんなことでもそうですよね。
その人がどんなものが好きなのか、どんなことに感動するのか、考えて、考えて、雰囲気(プラン)を作る。
勉強になりました。
かわ