コロナへの対応が変わりました。
マスクは個人の自由になりましたが、私たちが働く現場は、高齢者の方や、免疫力が低下している方が多いので、まだまだマスクは取れないですね。
施設の入り口で体温を測ることが当たり前になりました。
測ることもどんどん無くなっていくんでしょうかね。
今となっては当たり前になった、画面を見るだけで体温が測れる機械。
離れたところから体温が測れるってこと。
今思うとスゴいことですよね。
コロナのおかげで生まれた技術なんでしょうかね。
先日施設にお伺いさせてもらった時、
久しぶりにワキに挟んで測る体温計を🌡使って測ることがあったんです。
最近の体温計は何秒かすれば、1回目の『ピピッ』がなるのに、鳴らない。
スイッチが入ってたのかと思い、体温計を見てみると、36.4℃と表示されている。
あれ? まだ測れてないのにおかしいな。
前の測った数字がそのまま残っていたのかな、と思い、
もう一度スイッチを入れ直して、ワキに挟んでみる。
しばらく待っていても鳴らない。
まだかな?って思って待っていると、
受け付けのお姉さんが、
『体温計鳴りましたよ』
って、
ええー❗️❓ ですよ❗️
体温計の『ピピッ』が聞こえなかったんです…
介護の現場で働いている時に、高齢者の方って、高い音が聞こえにくくて、
体温計のピピッって音とか、女性が大きな声を出す時に声が高くなって、大きな声でも聞こえなかったり。
逆に低い音は聞こえやすくて、男の人の話す声とか、ナイショ話は低くなってしまうので、よく聞こえるとか。
とにかく、体温計のピピッが聞こえなかったことにショックで、自分の老化を認めざるを得ない出来事でした。
でも、普段生活していて聞こえる音も、テレビやラジオから聞こえる情報も、
年齢やカラダの状態で変わってくるんですよね。
自分が聞こえているからと言って、相手も聞こえているわけではない、ってこと。
なんで聞こえてないんだろ?
と思うよりも、聞こえてないのかも知れない。
と思ってあげることが、新しい発見や、その人の変化に気付いてあげられる。
今回の体温計のピピッでも、教えてもらったから測れていることが分かったけど、
教えてもらわなかったら分からないこと。
耳が聞こえづらい方がいて、前から話しかけられると聞こえるのだけど、
後ろから話しかけられると聞こえにくい、
と言う方もいる。
自分が聞こえている世界が当たり前では無く、聞こえていない世界もあれば、
聞こえない人もいるってこと。
かわ