まだ、私が施設の介護職員現役の頃。夜勤中に、ご利用者様より『怖くて眠れない。』『お迎えがやってきそうな気がする。』
『あそこに、知らない子どもがいて、助けて~と、言っている。』等と、相談に来られる方もいました。
当時は、まず否定して、安心してもらうように、ひたすら説得をしていましたが。
ある程度、介護職員としてのスキルを積み上げていくと、
・一方的な否定はしない。
・必死に、説得しない。
・場合に応じて、相手に合わせる
・不安事の相談の場所を、なごやかな、会話の場所へと変えていく。
等々。対応が向上してきました。
そして、最後はご利用者様が、『ありがとね~』と、納得して自分の部屋に戻っていく。
特に、感謝を私たちは、求めているわけではないのですが、『ありがとう』という言葉は、
介護の仕事をしている自分にとって、大きな勇気と力になったことを、覚えています。
そんな自分の状況が、逆転している今。
今まさに・・・・。
私が、おびえているもの。
それは・・・・。
部屋の天井にある電灯。
それは、旅館、ホテル、寝室、実家の寝室、医療系機器の電灯も同様。
特に、夜の電灯は怖くて仕方がない。
怖いから・・・・
考えない、考えない。
・・・・でも、やっぱり気になる、怖い。
理由は簡単で。
子どもの頃に、宇宙、未知の惑星、U.F.Oが好きで。(焼きそばではない。)
よく、本を読んだりしていた。昔の絵本は、それはもう、リアルに、怖そうに書き上げる物だから。
幼い少年には、インパクト抜群だった。
怖いなりに、大好きなのだが。
今でも、疲れがある時や、体調がイマイチの時は、夜間に、常夜灯がU.F.Oに見えて。連れていかれそうな感覚になる。
普段は、母親を読んで、なだめてもらっていたが、母親が外泊でいない時があり。
たった一度だけ、父親になだめてもらった事を、思い出した。
父親は何も言わず。ただ、私の体を軽く『ポンポン』とたたくのみ。
30分ぐらいかな?。そのまま私は、寝入ってしまったらしいが。
(いま思うと、父親らしい対応だったな。)
『スキンシップ』の凄さを、改めて理解した。
しかし、現実的に、ここは、何とか自己解決するしかない。
だから、楽しい夏の思い出を、頭に浮かべる努力をすることにした。
夏に出掛けた、USJ。
そうしても、行きたかった、ハリーポッターエリア。
映画さながらの世界を体験。
そして、家族がどうしてもやってみたかったこと。
『百味ビーンズを、味付け表を見ないで食べる』をやってみた。
百味ビーンズ
映画にも登場する。20種類全フレーバー入り。
味については、省略するが。映画同様、とても食べられない味付けが存在する。
人の、思い込みに、つけ込んだお菓子だが。
思い込みが、人の行動を抑制してしまう。という、典型的なパターンであった気がします。
ケアマネジャーの仕事も、思い込みで判断することが、失敗のもとになることが多く、
自分自身も。時に気を付けているところ。
だから、先入観無しに、ま~と、さやぴ~が差し出した、悪意に満ちたビーンズを頬張る。
その結果は・・・・。
『甘いお菓子だけではない。』と理解していれば、そこそこ美味しかった。
(一つは、やたらと辛い。もう一つは、やたらと肉の味がする。)
笑いの溢れるひと時を想いだし、U.F.Oの事は、ひとまず、忘れることができた。(重ねて、焼きそばではない。)
親から授かった、大事な体。
左足の『まんまる』は、昨日私の元から、去っていきました。
そして、『まんまる』は、今後の医療に役立つ標本になった。
残された私は・・・・ケアマネジャーの道を、益々究めるために、再び進ことになった。
もうこりごり。半身麻酔の注射。痛みの程度は、誰も教えてはくれない。
体験して理解するしかなかった・・・・。
『虫歯治療に用いる、前歯に麻酔する時よりも、痛くない。』(個人的感想です。)
痛みの経験が、また一つ増えた漢。
ヤン7.13 22:22V+ より