10年前の今日。父親が63歳で亡くなった日。そしてだいふく創業丸1ヶ月の日。秋がもう始まるな。忘れもしない、そんな肌寒い日でした。
この時間、まさにこの光景の中にいたのです。まだ4時台、日が昇る前でした。
甥も姪も子供達も、まだこんなに小さい時。
子供達は叩き起こされ車に乗せられ、親父の豹変ぶりにびっくりしていた時。
親を亡くす。初めての経験を朝8時22分に経験するのです。
俺しっかりしろよ
8時22分ご臨終です。担当医の長く頭を下げる姿。これが現実なんだと。
ずっと泣き崩れる家族の姿。
親父との約束。俺の葬儀は盛り上げろ。完全スイッチが入った瞬間だったのです。
親父と出逢い、長年連れ添いながら、人生を共に歩んだ母親の凛とした姿は、本当カッコいいものでした。本当は泣き崩れたかった時。
実家で見つけた若き母と父😄この日の為に温めておいた写真😁
そして結ばれた日。
まさか、息子がこんなところにアップするなんて、母親も今頃びっくりでしょうね😄
父の死を受け入れ、自分が全て守る時だと責任感で涙ひとつも出ないのです。
しかし、ふと1人になると突然溢れ出す嗚咽の涙に驚いた自分。でも人前に出るとしっかりするのです。
これが親父の教え。俺の葬儀は盛り上げろ。何が何でも、絶対盛り上げなきゃいけない強い覚悟と言うものは、涙や辛さを忘れさすのです。
立場が人を変える
喪主。人生初の経験。まさに挑戦の時と同じ気持ち。葬儀と言うものをどう盛り上げるか。
前例が無いと言われようが、貫く気持ちと志が一切ブレ無かったこと。そこには、常に応援して下さる仲間の存在が、どれ程の財産でどれ程の力になったことか。
ずっと傍にいて下さった大き過ぎた力でした。
1人では絶対に盛り上げられなかった日。やり切って、強烈に植え付けられた時間。
何でもそうだなって。
自分『らしく』
親父と約束したこと。忘れない様に写真に残したこと。
例え違うと言われても、永久的な志を持って一切ブレずにやろうと決めたこと。10年後の今日をずっと想い描き続けたこと。
後輩が言ってくれるのです。なぎさんはいつも幸せそうだと。そして、一緒に過ごし知れば知るほど心から笑うのです😄
滅茶苦茶苦労してたんですね。お黙りっ😫
やりたいを貫いたおかげで、とことん経験失敗ばかり。
その失敗こそがとにかく成長出来るし、失敗を失敗で終わらせなければ、それは成功だと言い切っている。苦しみは大きな力となる。
今こうやって笑っていること。親父が挑戦した骨髄移植と比較していつも感じること。
自分の挑戦なんて、失敗しても死なない。そしてやり直せるんだって。今だって今日だって明日だって。
自分のやりたいを貫いていると、そこに同じ想いの仲間が必ず集まってくれる。
そして、そこに合わない方は離れていく。無理して止めてしまえば、その方の夢を止めてしまう。全て大切な出逢い。
自分がどこを目指すのか。自分が何をしたいのか。人に何言われても絶対変えられない志がある。
俺の葬儀は盛り上げろ。本当の心なんて嗚咽する程泣きたかったこと。でも泣いてしまえば想いは届けられ無い。葬儀は盛り上げられ無い。
誓った強い志。
歯を食いしばり、後ろなんて振り向かないのは、その先の盛大過ぎる、あり得ないあの拍手を知っているから。
よく後輩に話すのです。自分らしくていいんだよ。その自分らしさがよく分からないんですって毎度の下り。
涙堪え、例え違うと言われようが、例え馬鹿にされようが、自分のやりたいこと一切曲げず貫き続けた時、心の底から思いっきり笑える時が必ずくる。そして、永久的な志を絶対手に入れられるから。
そして胸張って見上げてみると、そこには最幸過ぎる出逢いと絆が待っている。
そして何よりも、生きていることがどれだけ贅沢なことかって、心から感じられる日。この日を迎えると、いつもやっぱり毎年この気持ち。
久志と言う名前をつけてくれた、63の親父からの教え。これが最後の教育。命の教育と言うものでした。
いつもいつも本当ありがとうございます😌そして、ずっと応援しています。
本日も笑って笑っていってらっしゃいませ✊
大丈夫だ
がんばりん!
なぎ