『認知症になった母親の今を認めるってそんな簡単にできるものですか』
先日訪問した娘さんの辛そうな言葉。
介護の現場に携わる友人にお母様の相談をしたところ
『治るものではないから認めて受け入れたら楽になるから』
そう言われてから葛藤し辛い日々を数日間過ごしてきたのだと目を潤ませながら話してくださいました。
家族が認知症を受け入れるまでの心のステップにはそう書いてあります。
戸惑い•否定
混乱•怒り
あきらめ•割り切り
そして受容
確かに最後はあきらめて受容する
でも自分の親が、子供の頃からいつも笑って叱って愛情いっぱい育て見守ってくれた親が病気になり家族のことも忘れてしまう、日常生活も分からなくなってしまい苦しんでいるとしたら。
そんな簡単に受容できるものでしょうか。
介護現場で職業として日々過ごし教科書で学んだことを実践している私たちはやっぱり感覚にズレが生じてしまっているのだろうと感じることがあります。
今回のインフォーマル対決
IJGPに参加しその方々のその後や私自身の変化についてテリデの編集長さん、草彅社長とお話しする機会を先日改めていただきました。
もし自分の親だったら
もしもとても大切な人だったら
もし逆に自分がその立場ったら
本当の本意を見つけられたり、こうしたいんだという強い思いを言葉としてちゃんと伝えるのだろうか。
そこって簡単そうで容易ではない分とても大事なポイントなのだと思います。
リハビリをしたい
人の手を借りずに生きていきたい
転ぶかもしれないから車椅子を借りたい
この仕事に慣れてしまってるからついついケアプランまた変更しなくちゃいけないな、担当者会議しなくちゃ、事業所見つけなくちゃ
そんな言葉が先に出てしまうのかもしれません。
ですがその想いを押し殺したり、様々な病気で大切な想いをきちんと言葉や表現として伝えられないご本人。
許容なんて容易にできず葛藤や悩みながら支えてくださるご家族。
先日も『リハビリがしたい!!』そう言われていた方の担当者会議の時間。
集まったご友人や各関係者の顔や『大丈夫だから一緒に進もう』『僕たちを頼ってなんでも話してくださいね』
その言葉を聞いた瞬間泣き崩れ
『本当は誰かに頼りたくて繋がりたくて、1人が苦しかったんです』
そう皆さんに伝えてくださいました。
編集長さん、草彅社長と話しながら今回改めてインフォーマルを考え今までを振り返るとより私たちケアプランの創り手が、こうだと決めつけるのではなく法律や書類の事を先に考えるのではなく、まず本当にご本人の言葉や表情からしっかりメッセージをキャッチすること。
そしてたくさんの仲間に繋いでいくこと。
どんなご病気を抱えられていても、その方を支えられているご家族様も決して毎日が笑顔でいられる日ばかりではないと思うのです。
少しでも想いに気づきキャッチしたくさんの笑顔に繋げていく、そんなだいふく笑顔お届け隊の一員でありたいと改めて感じます。
今日も少しでも多くの方に笑顔をお届けしていきたいですね😊
こん
こんさま。 だいふく笑顔お届け隊の皆さま。
いつも楽しいブログをありがとうございます。
笑顔が減り、ふとどこかに置き忘れてしまいそうな『想い』を〝忘れているよ~”っといつも気づかせて頂いています。
勝手に私も自称だいふく笑顔お届け隊の一員と想っています。
一員として『千葉県八千代市だいふく化計画』をこれからも実行していきます。
白濱さま
こちらこそいつも嬉しいメッセージありがとうございます
ついつい業務に追われてしまうと自分自身も笑顔が減っていると感じることがあります
日々、たくさんの方から私も学ぶことばかりで『笑顔お届け隊』として見つめ直すきっかけをいただけでいます。
『八千代だいふく化計画』素敵ですね
いつか拝見しに伺いたいです!
いつもありがとうございます
こん