親は最期まで生き様を子供に教えてくれるんですね
様々な医療処置が必要となったお母さまを最期までご自宅で看取られた息子さんが話してくださった言葉。
私もまだお看取りの経験も浅く30代前半の頃。
一緒に笑って、一緒に話し合い、ご本人ご家族と一緒に最期の方針も決めて、共に勉強させていただけたとても貴重な経験。
この息子さんの言葉は今も心に残るとても大切にしている言葉なのです。
ただ、ありがたい事に両親共に健在でいてくれている分、きっとまだ私には分かりきれていない深いこの言葉。
生まれて一度も骨折した事がないの私なので骨折の痛みを知りなさいー!
と言われてもどう頑張ってもわからないですが、逆に腰の骨にボルトを刺す手術の痛みを知ってほしい!!
そう思っても知ってもらえる手段は無いわけで。
やはり身をもって経験したかしないかは大きく異なります。
ですが知ろうとする、とか学ぼうとする、とかそんな気持ちは持ち続けていたいもの。
本はそこそこ好きなので読むのですが、そこには同じように未知の経験であっても学べることがたくさん書いてあり、なるほどなるほど🧐
となるものの、何せ自分の実体験でもなければ目の前で起こっていることでは無いので、なるほどと感じた大切な言葉も忘れてしまう…
でもありがたい事に、私たちのこの職業。
先人の知恵や生き様、その方の生の経験談を目の前で教えてもらえるというなんとも贅沢な職業。
20代の頃はみなさん明治30年代の方々ばかりで、
とてもここでは発表できないようなかなり秘密の💕数え歌や🤭病気の治し方。
子供への教えや考え方などなどたくさんの教えを説いてもらったなーの記憶。
それは今も同じで訪問の度に学ぶことばかりなのです。
いつも感じた言葉や想いを綴られている90歳を迎えられる大先輩さん
どれだけ歳を重ねても、自分に言い聞かせないと今の境遇を人と比べてしまうものだと話してくださいました。
そんな姿は微塵も感じないのですがこうやってご自分を律しているんだなと。
102歳の大先輩さんもいつも言われてました
『この世を去るまで知らない事、自分の病気のこと、新しい学びばかりで楽しいものよ』
間近でこんなにたくさんの経験を積まれた先輩の声、言葉が聞けるこの仕事ができて本当にラッキーだったなと改めて感じます
今日もお会いできる先輩さんとの時間を楽しみにお勉強させていただきます
こん