『はぁほんと美味し』
溢れ出た言葉。
中学の後輩が家に泊まりに来た時、朝味噌汁を飲んだ瞬間の小さな言葉。
久々に手作りの温かいご飯を食べたと言うのです。心からこう言う言葉が出るんだなって。
生きていたら色んな事があるもの。色々あり、現在は一人で生活をしている。
妻は昔からよく知っている。何度も落ち込んではアパートによく泊まりに来ていた後輩。
そんな後輩が帰る時、おにぎりを渡すのです。
その姿を見て、なんだかお母さんみたいだねって。
確かにって🤣
実家に帰ると、母はいつもお米あるか、食べ物あるか、あるかあるかの毎度の優しいセリフ。
いつになっても母親からすると、ずっと子供。勝手にそんな感じなのでしょうかね🤣デカ過ぎる息子?そんな訳ないでしょうが、いつも心配しているのです。
今回後輩は、冷凍モノしか食べていない毎日に、心から感じた人の温かさ。食事の温かさ。
そんな私もシェアハウスを卒業してからは、本当に朝の味噌汁に、はぁ。しみじみとあの時本当ありがたいなって。心から感じたもの。
その準備してくれる事が、どれだけ幸せで幸せな事か。
でもシェアハウス住み込み管理人を経験してなかったから、有り難さも分からず、どこかで当たり前になっていたかもしれません。あの日の経験から大きく変わったもの。変わりすぎたもの。
でも今、後輩は温かい食事はレンジのみ。
家に帰りひとりになると、お酒に走ってしまうと言う。そして心不安定となり、また心の薬を服用する様になってしまったと。
例え周囲が何言おうが、そんな弱い自分と闘う時だっていいと思うのです。そこを乗り越えるまで苦しむ時期だってあってもいいじゃないかって。
その時、後輩がこんな事言ったのです。
『死ぬ事以外かすり傷』ですからと。えらくいい言葉を、何だか誇らしげに言った顔が忘れられません🥰前を向いている証拠。
そんな経験をしたからこそ、人の痛みが分かるし、分かるからこそ人に優しいし。
大丈夫大丈夫。自分らしくゆっくり一歩いっぽ。人にあぁだのこぅだの言われようが、自分らしく貴方『らしく』
とことん笑いたい時は、心から寄り添ってくれる人は必ずいるもの。悩み苦しみ痛みが誰よりも分かるからこそ、人に優しい生き方。そこには助けてくれる人が必ずいるもの。
悩みがピークの時、自分で命を絶とうとした時もあったと言うのです。たまたま遺書がバレ、仲間が思いっきりぶん殴ってくれて、痛みを感じ愛を感じその考えは今は一切ないと言う。
そんな話までしてくれて、そんな悩んでいたんだなって。
本当人は弱い生き物。後輩みたいにこうやって話す事がやっぱり大切だなって。
一人で酒に走り、一人で追い込み、自分の殻に籠る事で、何ひとつ良い笑顔にはなっていないからこそ、やっぱりホッと温かい時間が大切ですね。大丈夫だぁ。
本日も大切な方と、より笑顔多い一日となります様に👋
隠れ物語①人生のどん底っていつ?間違えなく前の職場と言うひとりの男性。エリート人生。華やか人生。しかしやる事なす事ここまで酷いかと繰り返す人生。出逢った頃は本当にいい顔していたのですが、立ち上げた施設がオープンして半年後、驚く程死んだ目をした男の物語の10話が勝手にここに始まる。
なぎ