コロナの影響で今は集まることが出来ないが、集まっていたメンバーがいる。
そのメンバーが高校の時の野球部のメンバー。
幾つになっても昔一緒に過ごした仲間は変わらず、久しぶりに会っても、昔のように意気投合出来る仲間達。
そんな仲間が集まって、お酒もすすみ、いい感じになってくると、毎回決まったネタでいじられる。
最大の失敗は、最大の酒のつまみなるんですね。
私が高校2年生の時、3年生の夏の大会が終わり、最高学年が、3年生から2年生になり、新チームが始まって、初めての大会。
秋の大会での出来事。
新チームとなり始めて背番号が渡された大会。
憧れの背番号1を付けたくて毎日頑張って来た。
もらえた背番号は1番。
嬉しくて嬉しくて、背番号をつけてもらったユニホームを何度も見ては、気合を入れていたのを覚えています。
桑名地区の大会を難なく勝ち残り、次は県大会となり、開催場所は忘れもしない、松坂市にある、ドリームオーシャンスタジアム🏟
新チームになってからの初の県大会、私はその時ピッチャーをしてたので、先発をするか、しないか緊張していました。
いつも遠征の時は、その道中の、バスの中で先発ピッチャーを告げられるんですが、初の県大会の先発は私、川島と告げられました。
気合い十分で、緊張もしていましたね。
グラウンドに着き、前の試合がやっていたので、中に入ることは出来ず、グラウンドの外でアップ練習を始める。
前の試合が終わったので、グラウンドの中に入る時。
中に入る時には、練習着では無く、試合のユニホームでしかグラウンドの中には入らない。
カバンの中からユニホームを出そうとしたら、
『無い…』
カバンに入れたと思った背番号1が付いた、ユニホームが無い…。
どれだけカバンの中を探しても、見つからない。
バスに置いて来たのかと思い、バスを見に行くも無い…
よく思い出してみると、寝る前にカバンから出してみた時に、その後カバンに入れた覚えが無い…
忘れた…
全身の力が抜けて、血が引いていくのが分かりましたね。
結局、監督には度叱られて、その試合グラウンドに入ることもできず、応援スタンドでの応援。
試合にも負けてしまい、監督の怒りは💢最大級でしたね。
帰りのバスの中の辛いこと…
また運が悪いことに、片道2時間くらいかかる、松坂から帰路。
生きた心地がしなかったですね。
そんなユニホームを忘れる事件。
その時は、誰も口にすることが出来ないくらい、とんでもないことにで、その日に秋の大会も終わった。
月日が流れて、今同級生と集まっても、必ずその時のことを笑って酒を飲むのが定番。
今辛い、苦しいと思っていることでも、時間が経てば、笑いのネタになる。
いつの日か酒のつまみになるんです。
かわ