担当の利用者さんが引っ越しをされたので、お伺いすると。
そこは住宅型有料老人ホームなのですが、入り口は最新のタッチパネルで、
暗証番号を入れれば、自動ドアが開いて中に入れる。
24時間、365日出入り自由とのことで、コロナが始まって、面会制限があるところばかりだったので、面会が自由に出来ると言うことだけで、他の施設との違いがでますよね。
最近は施設のタイプが色んなものがあるんですが、
昔からある特養と言われる、特別養護老人ホームだったり、
老健と言われる、老人保健施設、
サービス付き高齢者向け住宅、住宅型有料老人ホーム、介護付き有料老人ホーム
まだまだ色んな施設があるのですが、
住宅型有料老人ホームの中でも色んな施設が出て来て、それぞれの特徴があって、
ケアマネジャーの私たちでも、施設選びには本当に困ります。
施設のご相談を受けるのですが、
この説明をご利用者さん、ご家族さんにするのですが、なかなか理解してもらうのも、説明の仕方も難しいんです。
まず、施設によっては、施設のケアマネジャーさんが担当することになり、私たちが担当できなくなる施設があったり、
介護サービスも施設が生活全てをみてくれるところもあれば、
自由にサービス事業所を選んで、自分の好きなように組み合わせることが出来る施設もあるんです。
見学に行ったからと言って、そこがどんな仕組みの施設なのかは分かりません。
見た目ではどこもよく似た『施設』なんですよね。
まずはどんなシステムの施設を選ぶかによって、見学に行く施設が違うんですよね。
ケアマネジャーの私たちでもよく分からない仕組み。
もっと分かりやすいシステムにならないかなって、いつも思います。
私たちが分からないものを、ご利用者さん、ご家族さんが分かるわけないですよね。
本当は住み慣れた自宅で生活できれば、それに越したことはないのですが、
色んな都合や状況があり、施設への入所を余儀なくされる。
若い私たちだって引っ越しや、生活環境が変わることはストレスもありますし、色んな思いもあります。
高齢者の方は自宅で生活して来た時間も長いのですし、
地域の方との繋がりがあって今まで生活が出来ていました。
私たちとは比べ物にならないほどの、ストレスや自宅を離れることへの寂しさや、悔しさがあると思います。
住み慣れた自宅、住み慣れた地域で過ごすことが出来れば、いいのですが、少しでも引っ越しされた先の環境が良いところで、生活出来ることを願うばかりです。
かわ