ビューティフルライフ③
～ひとりでいた日々～
挑戦
出演
オグヒロ
フジ
脚本なぎ
『なあ杏子』
僕は僕らしく生きているよ。みんな言うんだ。
ダサ過ぎるって。でも例えダサいと言われようが、僕の挑戦する姿を常にカッコいいと言ってくれる人がいる。
令和のキムタクはダサい。本物のキムタクさんと必ず比較される。
『なぁ杏子』
何言われてもいい。僕は今日挑戦する。僕の幸せの為に。
踏み出す勇気
杏子はいつも僕に言った。なんで私なんかを好きになったのよ。
貴方にはもっと相応しい人がいる。
あの頃の僕達は本気だった。歩けないとか、命が短いとか何も関係がなかった。ただ愛していた。
ひとりになって、心にぽっかり穴が空いてしまった時に何立ち止まってんだよ。本気で愛していたあの時、今しかない杏子との時間を、本気で過ごしたこと。
だから令和のキムタクになった。
空は青く澄んでいたよ。ここから僕の挑戦は始まったんだ。
この一歩こそが、あの日の杏子の言葉。でも本当はバイクは怖いんだ。
少しでもイイと思ったならば、見てみたいんだその景色を。
一度きりの僕の人生
僕は夢に向かって走り出したよ。令和のキムタクになる。
でも時々不安になるんだ。ダサいダサいと言われていると、何度も立ち止まってしまうんだ。
『なぁ杏子』僕は間違っていないだろうか。
でもいいんだ。やりたいことをやる。ここにひとりも迷惑をかけていないし、何故かみんなが僕を見て、お腹痛いと言う程笑うんだ。
でもひとり信じて動き続けた時、必ずそこに同じ想いの人が集まるんだ。そしてどんなにダサくたって、挑戦し続ける姿こそが、心キムタクになれるんだ。
僕はその言葉を信じている。そして杏子とふたりでいた日々を大切にしているよ。
だからこの先もやりたいことやる。笑顔を与える人になりたいんだ。
確実に僕は前進しているよ。あの日動き出したからこそ、ここまで人生が楽しくなったんだ。
笑われたっていい。人に例えダサいと言われたっていい。僕のたった一度の人生なのだから。それは杏子を失った今強く思う。
夢は思うもんじゃない掴むもの
ここまで色んなことがあったよ。
『なぁ杏子』振り返ると人生には挑戦ばかり。そこを気付かせてくれたね。君が今ここにいない様に、生きていることが奇跡なんだ。
いいないいな。これまでの僕はそんな生き方をしてきた。そこに色んな言い訳ばかりだった。
でももう止まらないよ。今あるこの命をもっと笑顔に出来るのは、自分次第なんだ。
でも思うんだ。
僕は本当に間違っていないだろうか。
『なぁ杏子』
何でお前、何も言わねぇんだよ。
ビューティフルライフ③
～ひとりでいた日々～
挑戦
※このドラマは一部フィクションです。
本気で悩む。みんなが望んだハッピーエンド。でも叶わなかったこと。よし見えたバッドエンド(´∀｀)
脚本なぎ
