絵本とみるっくさんによる、これまでの個人面談。
絵本にどの様な想い。そして、どの様な力を感じるのか聞いてみました。
読み聞かせのきっかけ
みるくっさん。母からものすごい量の絵本を読み聞かせてもらい育った。
朝から夜まで、母も父の仕事を一緒にしていた。土日は祖父母に預けられていた。
せめて子供と遊ぶ手段として、絵本をツールにしていたこと。
みるっくさんの人格形成は、絵本と言っても言い過ぎではないくらいだと、自分自身感じている。
いつの間にか、絵本を手に取ることが無くなっていたが、自分に子供が出来て絵本と再会。
再会した絵本
昔の記憶が蘇ってきて、絵本が大好きだったことを思い出す。
子供の為というよりも、自分が楽しくて絵本を集め始めていく。子供に読み聞かせていくうちに、子供の反応が楽しくて、娘の保育園で初めて読み聞かせをさせてもらったのがきっかけ。
娘や息子の成長と共に、一緒に保育園から小学校へ読み聞かせの舞台が変わっていく。
小学校へ初めて読み聞かせをさせてもらいにいった時、6年生の子供たちは、ちゃんと聞いてくれたのです。
しかし園児とは反応が違いすぎて、6年生って大人過ぎて気負ってしまい、読み終わってクラスから出てくる時には、とてもやり残した気持ちばかり。
負けて帰ってくる例えが、ぴったりの気持ちになっていて、図書の先生に励まされたことがとても印象に残り、今の土台になる。
たった1人でも
決めていることは、全員に届かなくてもいいんだよ。例え目の前のたった1人にでも届けばいいんだよ。
読み聞かせって、目と耳から入り、受け取った側のそれぞれの解釈で物語が広がる。
楽しくて大好きだったのに、緊張して気負って、まず自分が楽しむことを忘れていたこと。
そこを気づかせてもらってからは、自分がまず楽しむこと。
そして、絵本って子供だけじゃ無いなと、福祉施設でも読み聞かせを始めるきっかけにもなる。その時にも感じた、届けられる沢山の笑顔と感動。
振り返ると、17年間読み聞かせを続けている。
新たな挑戦
今回中学校へ読み聞かせを広げているのは、娘が中学生になった時、何で中学校には読み聞かせが無いのだろう。でも動き出せなかった自分。
2年前にPTAの会長さんに、中学校に読み聞かせが無いことを伝えると、絶対やった方がいいと後押ししてくれる。そして今ではPTA会長にも背中を押され挑戦中。
そっかまずやってみよう。なんでそんな簡単なことやらなかったんだろうと始まったのです。
たった1人で初めた、中学校での読み聞かせ。
何で?中学生なの?目で見て、耳で聞き頭で想像。ただ楽しいだけでもいい。
人の気持ちを想像してもいい。どんな感情でもいい。聞いてくれた学生の心が、何か動くきっかけになれば。
それには、やっぱり自分自身が本気で楽しんで面白がっていないと、伝わらないのです。
1人で始めた中学校の読み聞かせも、息子の最後の3年目で賛同してくれる方が、嬉しいことになんと17人のチームに。
絵本が届ける笑顔力
そして今年は、息子の中学校最後の年なので、チーム総数3倍を目指し、市役所、ボランティアセンター、図書館、教育委員会、町内会、小学校にチラシを持って、力を貸して欲しいとお話しさせていただいている。
もう少し大きい野望は、絵本BAR。絵本の読み聞かせをやっているBARが夢。
同じ絵本読み聞かせボランティアをしている、瀬浪さんに贈らせていただいた絵本は、子供の頃、字が読めないながらも暗記し音読していた絵本こそ、とにかくやっと思い出せた、この絵本だったのです。
瀬浪さんと出逢えたことで、あっこの本だ!と思い出すきっかけになった絵本。
なんとその絵本が『だいふくもち』
ここに何か、不思議なご縁を感じたこと。
原点の絵本。
欲張らない、初心を忘れてはいけない。
子供ながらに衝撃だった絵本。
そういう経験からも、心の底から応援している方達誰か1人でも、心動くきっかけになってくれたら嬉しい。
何より自分が一番楽しい。
今回、スタッフの皆さんは、何で?絵本?と思うかもしれせんが、まずやってみて、何かひとつでも、そしてひとりでも届けることが出来たら。
そんな沢山の想い詰め込んでいます。
笑顔届け隊
私への絵本は『まてないの』
絵本から意識したこと。
ゆっくり休むことを意識してみたこと。
すると私に限らず、あまりにも沢山の人が、ゆっくりすることに不安を感じる人が多かったのです。
動きを止めることが不安になる。
でも、そんな視点を持つことで、気持ちがどっと楽になる経験が出来たこと。
また周りの方も顔が変わったこと。
絵本の力。
面談前日に、みるっくさんがおひとりお1人を想った1冊を、選び贈ります。
ひとつでも、何か心動くと嬉しいものです。
みんなに届けたい想い、いっぱい一杯、一冊の絵本に詰め込んで、ここから後半の方へ、想いの一冊を贈らせて下さい🥰
本日も笑って笑っていってらっしゃいませ✊
動き続けていると、必ず見てくれている人がいるんだなぁ。
愛だなぎを
なぎ