先日ご利用者さんのお宅に訪問した時のこと。
その日は訪問介護さんが始めての訪問だったので、同席をさせていただき、ご本人の様子や、使う物品などの確認をして、
実際どんな風にケアを進めて行くかの確認をする。
いつも思うのですが、在宅のヘルパーさんはすごいなって。
何がすごいって、在宅のヘルパーさんは、利用者さん1人1人のご自宅で、仕事をする。
仕事をする
と文字にすることは簡単ですが、在宅での仕事は、その人、その家、その家族
それぞれの価値観や、考え方、物の使い方が全然違う現場で仕事をするんです。
これってすごく大変なことだと思うんです。
介護保険の訪問介護は、家族さんがいても、基本はご本人のケアしか出来ません。
でも、そこにご家族様がいる時は、気を使いますよね。
私はデイサービスや、ショートステイで働いた経験があるのですが、
利用者さんが、こちらの施設に来てもらってケアをする。
入浴だったり、リハビリ、食事、レクリエーションなど。
相手のグランドではなく、こちらのグランドでサービスを提供する。
なので、こちらのやり方や、時間の流れ、考え方に利用者さんが合わせてくれる。
在宅のヘルパーさんは、相手のグランドで、働くので、自分のやり方とは違うやり方の時なんてたくさんあると思うんです。
ぞうきん1つにしても、
ぞうきんを洗う時は、顔を洗ったり、歯を磨く洗面台で洗っていいお宅もあれば、
汚ないぞうきんは、洗面台ではなく、外の蛇口で洗ったり、お風呂場でぞうきんを洗うお宅もある。
お風呂に入った後に、カラダを拭くタオルもそうで、
バスタオルを使う方もいれば、小さいハンドタオルで拭く方もいる。
食事を作る時なんて、違うことだらけだと思うんです。
食事の味付けなんて本当に大変だと思うんです。
病気のこともそうですし、薄味が好みの方もいれば、味が濃い方が好きな方、
砂糖をたくさん入れる方や、こだわりの調味料を使う方、
調理の仕方、使う調理用具
それぞれで全く違うんですよね。
自分の当たり前は、訪問した先でのお宅では、当たり前じゃないことはたくさんあると思う。
それに合わせるヘルパーさんはスゴいと思うんです。
いつも利用者さんをケアしていただきありがとうございます😊
ヘルパーさんの気遣いがとても感じられる時間でした。
でも、これってヘルパーさんに限らず、夫婦や職場でも一緒なのかも知れませんね。
夫婦の中でも、自分のやり方や考え方が違ったり、
職場でも、同じ仕事をするにでも、他の職員さんとやり方が違ったり、
それぞれで考え方や、やり方が違う。
どっちが良い、悪いではなく、
それぞれが良くて、理解し合うことが大切。
みんな違うのは当たり前。
かわ