お別れの時。
とても大好きだったのに、一緒に居て不安となる。良いところを沢山かき集めましたが、やはり不安になる。
するとやっぱりそこに距離感が出来てしまう。さようならの時。ありがとう空冷ビートル。
決定的な出来事は、国道一号線。あなたを押して駆け抜けた。頼りのないあなたを精一杯押した。
しっかりしてよ。それまではみんな貴方を愛してた。1回2回3回と、貴方を愛嬌として見ていた事も、その都度もう一緒にいるのが不安だからと離れていく。
一番先に離れたのは子供達。そして妻へ。最後の最後ひとり闘った。しかし冷めた時、もう誰も近付かない。
代替品じゃなくて乗りたいなら乗ろう。経験しないと良いも悪いも分からない。家族で挑戦した車。名探偵コナン。阿笠先生の車にずっと乗りたかった子供達。
私達夫婦は20代の時から、ずっと好きだった車。でも壊れるよ。この言葉で挑戦出来なかった車。でも経験した事のない日がやってくる。新型コロナウイルス。
そんな中、みんなで楽しもうよとわくわくした車。しかし何度も壊れ、決定的な国道一号線。
ほらね。だから言ったじゃん。
本当その通り。でも思った事。しっかりと修理したら何も問題なく乗れるし、そのリスクも楽しみのひとつとなる。とにかく良い車。やはり今でも大人気の理由が分かる。
乗る相手が、このレベルだからこそお別れの時。もっと良い相手と出逢っていく時。
今一緒に居てくださっている方も、一緒に居て居心地が良いからこそ、ずっと一緒に5年10年20年と過ごせている。
そこに一緒に居て不安になる方とは、お互い距離が出来てしまうもの。自分にとって、相手にとって居心地がいいからこそ、どんなミスも愛嬌で済む。
もうっ。こーら。しっかりしてよつんつん🥰
全ては信頼関係。空冷ビートルに失ってしまったもの。信頼。乗っててトンネルの中なんてドキドキするし、三車線ある場所なんて、一番左しか走れない。高速道路なんてもってのほか。
その不安を乗れる人もいるのは、自分の腕にも信頼があるから。俺がなんとかしてやるよ。
その信頼が自分にあれば、妻も子供達も安心して乗れたと言う事。最後の最後までひとり自分の気持ちと向き合いましたが、やはり自分の腕に信頼できない。
よく言われる事。トップの力以上、そのチームは絶対に大きくなれない。空冷ビートルのオーナーとして、自分に腕があれば、また違う流れとなる。
空冷ビートルにとっても、4回も訴えて教えてくれた事。貴方には私は無理だよねと。
でも忘れないよ。真夏の暑い一号線。お前を押して共に駆け抜けたあの日の事。
一号線のど真ん中を共に走るなんてね。ありがとう。さあお別れの時。その前に背中だけ流させてよ。
本日も大切な方と、より笑顔多い休日となります様に🫶
隠れ初社会人16 20代の自分。他人と比較しては妬みばかり。ケアマネも辛ければ会社も今思えば凄い事。一年経てば国民年金に切り替えてほしい。みんな変えていくのです。そして次に言われた言葉に衝撃を受けるのです。つづく
なぎ