『あなたのお母さんじゃありません!』
仕事で新規の方のご自宅に訪問した時に言われたことです。
ご利用者さんの奥様で、話の流れで、私がお母さんと言ったところ、指摘をされました。
確かに、私のお母さんではないので、お母さんと言うのはおかしくて、それからと言うもの、他の利用者さんのところに行く時には、呼び方には注意しています。
昨日久しぶりに会った人がいる。
愛知県のみならず、岐阜県や、三重県でも何店舗も施設を運営されている社長さんで、
私みたいな、たかが1ケアマネジャーが会える人ではないかた。
みんなが憧れる大社長。
そんな社長さんだが、私の高校生の時の、2学年上の先輩。
野球部の先輩でもあり、半年という短い期間ではあったのですが、一緒に練習を共にした方。
何かのきっかけで繋がり、連絡を取ってみると、会おうと言うことになり、久しぶりにお会いして、それからまたお付き合いが始まり、仕事でもお世話になることに。
そんな大社長さんだが、私にとっては先輩で、どれだけみんなが社長、社長と言っていても、私は先輩と言う。
この先輩と言うフレーズだけで、一気に関係が違うものになる。
社長社長といえば、どこか固いイメージだったり、仕事での繋がりを感じてしまうが、
先輩になると、そんな固いイメージもなくなり、一気に親近感が湧く。
そう考えると、相手の呼び方や、会話に選ぶ言葉って、その人との関係性を作るのにとても重要になってくる。
始めて会った人に、馴れ馴れしく話をすれば、相手にイヤな気持ちにもさせてしまうし、
かと言って、ずっと敬語で話していても、その方との距離はなかなか縮まらない。
初めて会った方でも、始めは敬語で話していても、同級生と分かればタメ口になる方もいるのですが、
私はどうしても急に変えることができなくて、同級生と分かっていても、敬語で話してしまうことがある。
でも、そんな敬語で話している時は、どうしてもその方との距離を感じてしまう。
話をしていて、仲良くなってこれば、敬語もなくなってきて、普通に話し始めると、グッと距離が縮まるのを感じる。
呼び方や、敬語もそうだが、
その方との距離感をなんとなく作ってしまう。
私たちの仕事は、初めましての時から、色んなことを聞いたり、確認することが多い。
家族以外の人には、
言いたくないお金の話や、
家族関係のこと、
ご自宅の環境だったり、兄弟間のこと、
色んなことを相手の尊厳を守りながら、気配りしながら聞いていかなければなりません。
そんな時はやっぱり、確認する時の言葉選びだったり、聞き方、雰囲気で聞ける内容を感じながら確認をしていましたね。
たかが呼び名や、話す時の言葉ですが、
その人との関係や、聞ける内容までも左右されること。
大切にしていきたいですね。
かわ