先日食事をお店で食べている時のこと、その店は人気店なのか、お客さんが賑わっていて、夕飯時ということもあって、お店の中は賑わっていました。
注文を聞きにきてくれるフロアーの従業員さんが、2人いましたが、明らかに忙しさと、フロアーの仕事量と人数が合っていない。
注文を聞いたり、お水を運んだり、出来上がった食事を運んだり、
お二人でやっているのですが、目がまわるような忙しさは、食事を待ってるこちらにも伝わってくる。
これだけ忙しそうだと、注文する方も気を遣ってしまうほどなのですが、
そのお店の、2人の店員さんの対応が、あまりにも違いすぎて、驚いたんです。
1人の店員さんは、忙しい上に、色んなことをたくさんやらないといけないので、接客の時も慌ただしい感じ。
注文聞く時も、ソワソワしていて、注文を聞き終えると、足早に帰っていき、食事を運んだり、お客さんの対応に、右往左往している。
方やもう1人の店員さんは、同じように忙しくて動いているのですが、
お客さんの対応している時は、スイッチが切れ変わったかのような、ゆっくりした対応で、
質問にも答えていて、忙しそうだけど、どこかゆとりを感じる対応。
お客さんの対応以外の時は、2人とも右往左往しているのですが、
1人の方は、接客中はお客さんの気持ちを分かってあげようと言う気持ちが伝わってくる。
現に忙しそうにされていた店員さんには、頼みづらいですし、
早く食べないと行けないかな。
そんな気持ちになってもきます。
私たちでも、相手に相談しやすい対応や、言葉掛けが必要だなと感じます。
いつもバタバタ動いていたら、これ以上バタバタするようなことになるから、相談するのは辞めておこうかな、とか。
相談しようかと思ったけど、今日は時間がないって言ってたから、相談するのは辞めておこう。
そんな気持ちにさせてしまいます。
介護の仕事を始めた時に、先輩から、役者になりなさい、と教えられた時がありました。
職場は舞台で、利用者さんがどんな状況であろうと、演者になって、相手のことを考えながら演じなさい、と。
どれだけ忙しくても、ご利用者さんとの時間は大切にしないとな、と感じたお店での食事でした。
相手が言いやすい環境を作るのも、私たちの仕事です。
かわ