3月も、半ばにさしかかり、日差しも暖かくなり、過ごしやすくなってきた。
知り合いの、ご夫婦の転居が決まり、二人はあわただしく引越しの準備に取り掛かる。そして、先日ようやく転居が完了した。
そんなお二人に合うため、新居にお邪魔する。
さっそく、新しい生活が始まり、自宅を取り巻く新しい生活環境について、話に花が咲いた。
『あそこに、ひつまぶしのお店があるね。』『直ぐ近くに、JAZZ喫茶があるよ。』『一応、病院もあるね。』『スーパーは、少し遠いね。』『床屋は見当たらなかった。』
『近くの、中学校の傍には、僕の高校生時代の友人がいるんだよ。』などなど。
『そう言えば・・・・団地の傍には豆腐屋さんがあったよ。』
奥様からの一言。
昔懐かしの、豆腐屋さんの思い出が、頭をよぎる。無性に、寄りたくなってきた。
用事を済ませた帰り道。さっそく寄ってみたが、この日は、時間も遅くなり、既に閉店。
楽しみは、次の機会に取っておいた。
そしてその日が訪れる。用事を済ませて、急ぎ足でお豆腐屋さんに向かう。
お店の看板には、大きな文字で
の文字。
『なんだろう?。』
『京のステーキあげ』言葉すべてが魅力的だ。食欲も、おおいに誘われる。
想像をかき立てながら、お店に入る。やはり、夕方なので、商品は、ほとんど売れてしまっている。
はたして、目的の物は手に入るのか?・・・・。
次回に続く・・・・。
なんて事にはならなかった。ラスト1個を買う事ができた。
『ありがとうございました~。』明るいご主人の声を背中に受けながら、お店をでる。
大き目な あげ だ。さっそく、今晩のおかずにしよう。
(僕は、『京風?、ステーキの様な大きい?、あげ。』と解釈する。)
北区から、帰宅して。さっそく、調理に取り掛かる。
ステーキと名付けられた食べ物。それらしい、食べ方、味付けにすることにした。
しかし、『おおきいな~(わくわく)』
フライパンの中で、窮屈そうだ。
程度に火を通してから、ステーキソースで味付けする。(カミさん監修のもと。)
出来上がった。
『京のステーキあげ』
しっかりと、甘い豆腐の味がする。美味しい。(ニコニコ)
でも、きっとこれ以上に美味しい食べ方があるはず。
『今度は、お店のご主人に、聞いてみよう。』
(ケアマネジャーの仕事を始めてからというもの、聞きたい事、知りたい事は、恥かしがらずに聞けるようになった。
知識を深める良い機会だと思う。)
あげの美味しさに、舌鼓を打ちながら、『こんなお店が、自宅付近にもあると良いのにな~。』と思う。
ケアマネジャーとしては、地域の社会資源の重要さについて、改めて実感した、幸せなひと時だった。
普段から、お豆腐一丁独り占め。夕飯は、お米要らずな事もある・・・・漢。
木綿豆腐に魅了された ヤンより。