「医者をしていて、今まで何度も人の死に遭遇してきました。でも、自分の親が死ぬというのは、初めての経験。父の死を通じて、勉強させてもらいました。人の死がどこか他人事だったものが、医者として、死というものをようやく理解できた気がします。」娘さんが涙ながらに話されました。
ケアマネ仲間のブログから抜粋。
医師である娘さんの言葉が、そこには書いてありました。
この言葉。まさに私も同じ経験をした過去。父親の死を経験するまで、この仕事に就いて沢山のお別れをして来ましたが、今の様な気持ちとは大きく違うものだったのです。
それまでは、何を話していいか分からなかった事も、どん底の悲しさを経験した別れから、今は心から分かるのです。
自分で店を持った仲間達もそう。店を持つまでは、どこかで他人事だったと言うのです。それが今では、行動や発言ががらりと変わって来たと。
経験したからこそ、理解出来ると言う言葉。
私もここまで思いは変わるのかと言う程、父親の闘病生活を経験して、看病する大変さを知り、そして骨髄移植までの苦労を知り、骨髄移植当日沢山のメールに嗚咽した経験をしたり
その後私の身体の微熱続きを経験したり、そして血を父に入れてから、父がもがき苦しむ1ヶ月を経験し、最後は家族に見守られ亡くなっていく。
喪主と言う経験から、お世話になった方々がここまで見えたのかと言う程、頭を下げた一日を経験し、火葬場で骨になった父を見て、これが人生かと、なんだか儚く感じたり。
そして1人空を見上げて、何故かホッとした経験をしたり、その後色んな手続きがある事を知り、終わってからどっと疲れる経験を知たり。
人生で味わった事のない、悲しみのどん底。
『せがれの血で死ねたら本望です』助けられた言葉。カンファレンスでの言葉があるからこそ、今こんな気持ちでいれるもの。
初めの言葉。
「医者をしていて、今まで何度も人の死に遭遇してきました。でも、自分の親が死ぬというのは、初めての経験。父の死を通じて、勉強させてもらいました。人の死がどこか他人事だったものが、医者として、死というものをようやく理解できた気がします。」
ケアマネを始めた25才の時、訪問先で言われた娘さんの言葉。貴方みたいな若さでこの仕事が出来るのですか?
そんなスタート。その通りの言葉だったからこそ、この仕事が今後つとまるのかと悩んだもの。そこから若さを誤魔化す為に、大人ぶってスーツ着て。大人ぶって髪上げて。
今では反対若作り😊面白いものですね。
人生色んな経験が毎日出来るもの。喜ぶ事もあれば、悲しむ事もとにかくあるもの。
その全ての経験値こそが、全て人の痛み、全て人の笑顔が心から分かり、そしてプランに反映出来る。
素敵な仕事。書類書類。大変大変との言葉から、20年前の人気はどこかへいってしまいましたが、またあの日に戻せる様に。
この1週間も色々な事があり、色々な経験値。その経験からまたレベルアップ。
愛知県も、本日より緊急事態宣言。
またみんなで乗り越える時。この辛い経験が、またいつか大きな笑顔になる事を願いながら。
本日も大切な方と、より笑顔多い1日となります様に👋
なぎ