私が子供の頃、まだ新聞の折り込みチラシが、片面刷りが多かったあの頃。
もったいないから、チラシは、メモ用紙や、工作材料に転用されていた。
そして現在。輸送に使用される、段ボール箱の隙間を埋め、品物が傷つかない様に、使われている紙。
これは末娘ポテトの床材に転用される。
(新聞は、ポテトの体にインクが付いて、パールホワイトが灰色になっちゃうからNG。)
※時々、猪の子に見える。わが末娘のポテト
『不要な物、ちょっと意識を変えて。ちょっと工夫すれば、ほらリサイクルできる。』
そう言えば、私の前職業は段ボール屋さん。
『リサイクルの優等生』
そう言われた時代もあり。
今は、世の中の変化に対応し、素材の特性と良さを生かして、災害時の避難スペースや、仕切りにも利用。
だけど、主たる役割は、『商品を安全に、傷つけずに、お客様の元に運ぶこと。』
でも、この段ボール箱も、立派な商品でもある。
しかし、段ボール箱の役割は、あくまでも輸送のための道具。
私が働いていたころは、残念なことに、ダンボール箱自体に、商品としての付加価値がほとんど付かなかった。
(理由は、大手企業が作っても、中小企業が作っても、概ね同じ段ボール箱は作る事ができる。差別化が難しい。)
それだけに、営業マンとして働いていたころは、苦労をしていた。
そんな事を思い出しながら、八百屋さんの前で、足をとめた。
なにげに、店内に目を向けた時。そこにあった物に、衝撃を受けた。
『・・・・・』思わず、ことばを失う。
『昔は、高価な物を輸送するとしても、印刷はせいぜい2色刷り。白い段ボールを使って、3色刷り替わりとしていた。』
だが、目の前の段ボール箱は、何なんだ?。紙の白色+黒色+黄色+赤色の3色刷り。合計4色刷りを思わす段ボール箱。
しかも、写真のように、印刷がされている。
『こんな段ボール箱、いままで、見た事がな~い。』
冷静になって、周りを見渡すと、3色印刷された、野菜や果物を運んだ段ボール箱が、他にも多数ある。
『そうか、この商品も(段ボール箱)、付加価値がつくようになったんだ。』
少し、感動した瞬間だった。(こういう商品を売ることができるなんて。うらやましい。)
仕事も、休暇を過ごす時も、まずは基本を忠実に守る。
一方で、自分のオリジナリティを発揮するタイミングを、常に探している・・・・・漢。
ヤン7.13 22:22V より。