土曜日朝、仲間のお父様がお亡くなりになられたと。
火葬場で骨となり、仲間の一言。
『儚いものです』
お父様の事で相談があったのが、5月14日
夜遅くにすみません
父が背中の痛みで歩けなくなってきており、要介護申請をした方が良いと思うのですが、どうすれば良い?
金曜日の22時の事。日曜日に訪問する予定となっていたところ、救急搬送での入院。
その連絡を頂いてから、21日後の言葉。
儚いものです。
父が亡くなった日の事ばかりを、思い出しました。やっぱり思うのです。生きている事は当たり前じゃなくて、いつ亡くなるかなんて本当分からない訳で、明日私が同じ様に、腰が痛いと病院に行けば、治療出来ない病気かもしれない。
今回の事。お父様の体調は、一気に悪くなっていくのです。体調が悪い中、長男の仲間にかけるお父様の声。電話の向こうから聞こえる声。何を言ってるか分からないと。
私の父も全くおんなじでした。どんどん弱っていく言葉に、親父と言う強い存在は、どんどん崩れていったものです。
そして、今日がやまかもと。大きく息をして亡くなるその時。悲しみのどん底。そして、骨となり全てが終わり、崩れ落ちる様に腰かけた時、これが人の命なんだなって、あれだけの悲しみのどん底だった家族が、少しホッとした時があったのです。
その時に、私も同じ事思ったものです。
妙に冷静になるその時。
たった一度の人生。仲間も今きっと、特にきっと、更にきっと強く感じているのかなって。私は父の死から、考えが大きくかわったもの。
人を憎んで恨んでイライラしても一生。ありがとう有難うとニコニコしても一生。人生なんてとにかくあっという間。
この歳になり、仲間達からの連絡が変わって来ました。20、30代の頃は結婚連絡。子供誕生連絡。40代、自分や親の病気の事。
共に居て下さった方との別れ。私はその後も、何かある度に力になってくれる事ばかり。
都合の良い時に、いつも一方通行の会話。
昨日も父親に頼んだ事があり、良かったなって言う流れ。
その人の生き方ひとつで、亡くなってからも、ずっと力になってくれるもの。
亡くなってからも、自分が感じ続ける父親の大きな力。よく心で生きてるよと言いますが、沢山のプラスの教えこそが、空からいつも見守って下さってて。
それが憎しみばかりの人だったら、何も頼れないもの。
ずっと力になれる生き方。
素敵ですね。
お父様が、今日も見守ってくれていますね。ご冥福をお祈り申し上げます。
なぎ