『嘘つき』
久々に流れたこの音楽
この歌を聴くと思い出す言葉。嘘つき。
長渕剛さんが、久しぶりに映画に出た時の主題歌
太陽の家を見た後に、本物の剛さんが出てくると言うLIVEでした。
この時の私は、弱い自分に勝つシリーズで、仲間が立ち上げたシェアハウスの管理人を、自らの想いで、やらせてもらっていた時。
家を初めて出て、ひとりで食事に洗濯、掃除に加え、シェアハウスの管理人。どんなものなのか。これは甘かったですね。
仕事に加えて、家の事。心から感じた事。やれなかったのです。入って1週間位して、実はもう限界で。
妻は初めからこの人は出来ない。言わないですが、今思えば分かっていたのですね。
1週間分の冷凍ご飯に冷凍おかず、洗濯物、シェアハウスの掃除を毎週やりにきてくれました。
色々な想いばかりでした。大切な人への想い。自分が一番力になれる。家族にも相談する事なく、家を出て管理人をやる。
決まるまで帰らない。その覚悟で家を出てチャレンジ。
そんな中、子供達の変化がとにかく辛かった事。こんな父親。別に居なくても寂しくないだろう。
子供達にとって、たった一人のお父さん。
朝いるのに居なくなる。息子は蕁麻疹になるのです。理由は環境の変化。ストレスだろうと。
学校の先生からも、家に電話があるのです。当時小学校3年生の息子が、学校の様子がおかしいと。『家庭で何か変化ありましたか』
登校拒否。
その言葉聞いて、今やっているこの挑戦。ひとりで挑戦とカッコつけて、ほんと自分は何やってんだと。
自分をとにかく責めた時でした。妻はあなたのせいだと言う事は一切なく、ただただひとつの目標を共に応援してくれました。私なら怒ってしまうかもしれません。いい加減にしろと。
決めた覚悟。そんな時に見に行った映画。昔から大ファンの長渕さんが、久々に出る映画がまた家族愛。
しんどかったもの。子供の事ほったらかしにした父親。クリスマスも帰ってこない、嘘つきパパ。こんなに辛いのに、パパは傍にいない。
この長渕さんの歌を聴く度に、正反対の自分に反省しかなくて。
本当言うとサンタになって、届けたぬいぐるみ。でも顔見ずに帰ったんだって、言いたかった程。
娘の部屋には、その時の手紙がまだ飾ってあるのです。それ程悲しませたのかなって。
父親の存在。子供達からしたら、たった一人の大切な父親。父親に変わりはいません。
経験の少ない子供達には、どうしても受け入れる事は出来なくて、ダメな父親。嘘つきな父親。2月1日に帰った時、ひとりになると自然と涙が出ました。
家族っていいよなって。
今になり何度も思うのです。実は妻が一番しんどかっただろうなって。しかし今日まで何も言わず。だからこそ、やれたチャレンジ。だからこそ続く笑顔。凄いねと言われるのは自分ばかり。大きな誤り。
まだまだな父親。でもまだまだやれる父親と思っています。子供達にとって、たった一人の父親として、自分らしく笑顔を届けていきたいもの。
この歌を聴く度に思い出すもの。
そんな事を伝えたい、一人のお父さんへ。
本日も大切な方と、より笑顔多い素敵な1日となります様に👋
なぎ