気がつけば、8月も上旬。
子どもたちは夏休みを満喫中。
僕も、かみさんも、仕事に励む毎日。
なかなか、全員で同じ時間を過ごす機会は少ない。
ヤン一家:『やっぱり、みんなで、出掛けたいよね。』
という訳で、ヤン一家の小旅行を企画、実行する。
みんなの希望、要望:①温泉 ②プール ③県外 ④水族館 等に行きたい。⑤「私は涼しい家が良い。」
⑤の希望は後で考えるとして・・・・・(ポテトだし。)。行き先を考えた。
新型コロナウイルス感染症の行動制限も、緩和されてきた。遠出もしてみたい。愛知県から出たい。
①~④の希望をかなえられる場所を検討する。
その結果
静岡県 菊川市、伊豆の下田方面に出掛けることになった。(1泊2日)
⑤の要望については・・・・・かみさんの妹の家に、預けることとなった。
(おやつを、いっぱいもらえるし、可愛がってもらえるから、本人も安心だし、喜ぶだろう。)
高速道路を使い、2時間程かけて目的地へ。
さて、目的のリゾート地。『つま恋リゾート 彩の郷』
昔は、ヤマハのリゾート地として営業。時々、野外ライブにも使用されたことがある。
そして『アーチェリーに出会った場所』。
一時は、閉鎖の話も出たこともあった。小学生の頃から、夏休み、冬休みになると家族で宿泊。
僕にとっては、今でも園内はもとより。園内にある、ちょっと草の覆い茂る、野山の散策コースも、誰の案内も必要としない。すみから、すみまで、知り尽くしている。想いでの場所。
経営者は変わったが、今も変わらず、暖かく自分を迎え入れてくれる場所。
自分とは、切っても切れない場所。
自分の家族と、再び来れた事に感謝する。
そして、家族が大好きな、温泉に出掛ける。
ヤン:歩いて出掛ける?。(ちゃ~んと、屋外通路がある。行きは下り階段。帰りは、当然上り階段。20分もあれば行ける。)
かみさん、ま~、さ~や:『や~だ~。』→車で行くことになった。少し残念だ。(ま、汗だくになるしね。)
そして、もう一つの、思い出の場所に到着。
子どもたちは、大はしゃぎ。親も久しぶりにわくわく。
久しぶりに、温泉を楽しむ。
『森林の湯』というだけあって。周りは森に囲まれている。森林浴をしながら、露天風呂に入る感じが、気に入っている。
この場所、幹線道路や、高速道路からは、かなりの距離がある。騒音はほとんど無い。
(例外として、東海道新幹線が直ぐ傍を走るので、その音は園内でも聞こえるが、温泉までは聞こえない。)
人気が少ない時間帯ならば、静けさも楽しむ事ができる。
その様な場所。
その一方で・・・・。
この場所、親父と最後に旅行に出かけた場所でもある。
まだ息子が、かみさんのお腹にいる時。かみさんの配慮もあって、父親、母親、弟、自分の4人家族で出掛けた場所。
自分の将来や、息子の将来について、親父と語り合った最後の場所。
親父との旅行の思い出は、これが最後となった。
僕が、楽しい気持ちと、寂しい気持ちで、葛藤する場所。
露天風呂に浸かっていると、直ぐ傍に親父の気配を感じる。
いつもは、寂しい気持ちと、後悔で沈んだ気持ちになってしまう。
でも、今回はちょっと違う。
僕の傍には、露天風呂に感動している息子がいる。自分の夢を楽しそうに語る息子がいる。
ちょっと成長した息子がいる。
そして、あの時の光景が目に浮かぶ。『あの時も、こんな感じだった。』
そして、あらためて自覚する。
『自分も、親父になったんだ。』
寂しさよりも、これからの事が楽しめることが勝ると思えた。
今日、思い出の場所が、また一段と、楽しい場所となった。
お酒も、つまみも(静岡なだけに、うなぎボーン)好き。こんな機会だから、ちょっと飲みたいと思う。
だが、『1日3回以上は、温泉に入りたい。』 そんな野望を抱く息子に付き合う間は・・・・・『僕だけ飲む訳にはいかないよな。』
ヤン7.13 22:22V より。